絵を描く事は「ものを見る事」。
「リンゴを1時間見続けろ」
と言われても無理ですが、
「リンゴを1時間で描きましょう」
と言われたら、
1時間、リンゴを見続ける事が出来ます。
1時間では足りないかもしれません。
何を見て、何を感じたのか、
蟻のような気分になって細部に入り込んで見る事もあるでしょう、
見ている内に思いもしなかった発見をするかもしれません。
私にはこう見えた、
こんなふうに感じた、・・・
絵画は言葉や数字では表現できないものを表現してくれます。
子どもの絵が魅力的なのは、
子どもが先入観無くものを見ているからかもしれません。
思い込みを捨て、ニュートラルにものの本質を見るまなざし、
物事を素直に感じ取る柔らかな感性を育てていきたいと思います。